おでかけカメラ

社会復帰しました。ETRです。

今回はおでかけに持ち出しているカメラをつらつらと書いていきます。

 

 

 

ボディ

 

α1

でんちゃを撮るときに、どうしても連写速度が足りないの*1と、ブラックアウトありで対応できるほど熟達していないので、貯蓄から何から全部放り投げて購入しました。5年ワイドをかけてあるので5年くらいは使います。5000万画素あるので高画素機としても運用しています。多少重いのと、本当に扱いが怖いのを除けばおおむね満足でニッコリ。なおスモホ→ツイタで画像を上げようとすると容量オーバーでガビガビになってしまうのがアレ。

 

α7IV

バッテリー入れ兼動画機です。買ってから半年ちょっとで控えに追いやられてしまいました。3300万画素あるのでこれでも十分ではあります。4k60pで動画が撮れるのもよいです。スタンダード機なので万が一α1が機嫌を損なっていても最低限の撮影は出来ます。最近USB給電の感度がよろしくないので、ホテルに置いていって充電が出来なくて大声で喚いちゃった。というかRVが出るまでは最新世代だったんですよね。鳥の瞳AFも効くので、正直でんちゃを撮らないおでかけだとこっちがメインになっています。首への負担も軽いし。

 

 

レンズ

 

24mm F1.4 GM

最近導入されたG Masterです。初めてのGMレンズですが、いいですね。軽いし、開放からシャープだし、ボケもうるさくないし、思ったより広いことを除けばつけっぱなしレンズの筆頭です。そう、思ったより広いんですよこれ。やっぱり35mm買った方がよかったんじゃないのと最近思い始めていますがあまり意味はありません、たぶん。行程写真とかは恐らくこれからこいつで撮ることになると思います。

 

PZ 16-35mm F4 G

16-35mm F4 Zの経年劣化により負担軽減のため導入された新レンズです。なおまだ出撃したことはありません。そのうち使います。たぶん。

 

55mm F1.8 ZA

カールツァイスレンズ。今年で発売10年目の古豪ですが結構いい写りをします。300gないので片手持ちにも持ち歩きにもGOOD。つい最近までEマウントの50mmは産廃かデカいのかしかなかったので、標準単焦点の一番の候補でもありました。そういえば撒き餌産廃レンズ売り払ってねえや、まあいいか。

 

35-150mm F2-2.8

TAMRONの誇る脳筋レンズ。こいつ1本あれば正直単焦点レンズほぼ要らないくらいにカバーが効きます。難点はバチクソ品薄なことと重たいこと。35mmに1.1kgは流石に横暴。またF値焦点距離の代償か、写りはそこら辺のGレンズのちょい下くらいなので、本当にレンズ交換と持ち歩きの手間を省く以上のメリットはありません。でも便利なので結構出撃率は高いですね。街撮りとかこれだけ付けとけばいいので。

 

PZ 18-105mm F4 G

動画用のレンズですがもっぱら使ってません。それもそのはず、動画撮ってる間はもう片割れのボディで写真撮ってるんですよね。でもこのズーム倍率の電動ズームは希少なので、使わんこともありません。V Logにハマればそのうち復権すると思います。知らんけど。

 

200-600mm F5.6-6.3 G

え?おでかけカメラじゃないのかって?いやこれ持ってないと不安なんですよ。600mmでぶち抜くタイミングって意外と来るので(でんちゃ撮ったり飛行機撮ったり馬撮ったり)、外すにはちょっと怖いというのが正直なところです。まあそのせいでリュックの大部分が圧迫されたりクソ重かったりという不満点はありますが。そんなにズームが必要ないというか、SS的に使えない夜なんかになると宿の金庫に置いていくことも多いですね。結局旅程を決めてないのが仇になって、いつ使うかわからないから持ち歩いているというフシがあります。

 

 

結果

 

*1:SONYのスタンダードなフルサイズ機はRAWとJPEGを同時記録しようとすると、大体連写速度の6割程度に性能がナーフされるため

無鶏不成青春

食は広州にありと人は言う。食の歴史の中で広州がどれだけ役割を果たしてきたかということは寡聞にして知らないけれど、広東料理の総本山なのだから知らなくても想像くらいは出来よう。有名どころで言えば飲茶、焼売、雲吞が広東の出身だというのだから、これは現代の日本の食とは切っても切れないといっても過言ではない。さて、その広州には「无鸡不成宴(鶏がなければ宴にならない)」という言葉があるらしい。鶏は多くの宗教のタブーをすり抜け、ケもハレも問わず、世界中で食されている生き物である。かくいう筆者も鶏のモモ肉が大の好物なのだ。蒸し鶏、唐揚げ、炒め物、カレー、焼き鳥……その他いろいろな鶏もも肉を使った料理が大好きな筆者は、ともすればこの格言は世界の本質であるのかもしれないとさえ思う。とかく、鶏肉は多くの人々の生活の中に入り込んでいて、下手せずともその人の人生のどこかには必ず鶏がいるとも言えよう。そう、かくいう筆者の人生の中にも鶏が入り込んでいる。

 

話は広州からいったん京都に戻る。2016年、大学に合格した筆者は、中学から弁当制度を廃止していたこともあり、昼食は大学の周りで食べることと相成った。しかし、入学直後に声帯をやってしまったため、大学のスタートダッシュに失敗、ほぼ知り合いがいない状態で最初の半年を過ごすことが確定的となっていた。それゆえ食事は基本ひとりだった。最初の数日は生協の食堂に通っていたが、高校の生協と代わり映えしないメニューにもそろそろ飽き、また多くの人々が歓談しているのを見るのもいたたまれなく、更に毎日のように虚無の行列を待つのに堪えきれなくなったころである。当然、学生街なのだから学外には安くて量の多い店がたくさんある。筆者の目が外に向くのにそう時間はかからなかった。

 

さて、どこに行くか。最初はラーメンやカレーといったオーソドックスなところに通っていた。ラーメンは二郎系を名乗るだけあって野菜がアホみたいに乗っていたし、カレーはナンが無限に出てくるタイプの店だったので、空腹を満たすには十分すぎたが、正直メニューの幅が限られてしまうため、これも2週間くらいで飽きてしまった。そこで目をつけたのが中華料理屋である。たどたどしく、怪しい日本語で書かれたホワイトボードを見つけたのは入学翌日のことだったが、なんとなく足が向かず、開拓せずにいたところだった。中からはやはり怪しい日本語と、中国語が混じったオーダーの声が聴こえてきたし、当時ピンインのピの字も知らなかった筆者としてはかなり尻込みしてしまう状況だったが、メシの誘惑には人間耐えられないもので、気が付いたら、中国人に導かれるまま席についていた。

 

中はくすんだ白をした壁に、小さめのテーブルがいくつか並んでいる、家庭的なつくりだった。客は半分が中国人、半分が学生で、ランチタイムのご飯のおかわりが無料だという紙が大きく張り出されていた。

 

では何を食べるか。麻婆豆腐にレバニラ、炒飯と、ひととおりのメニューは揃っていたが、その程度は百万遍の王将で食べればいい話であって、わざわざここに来たのだから、ガチ中華っぽいもの(そもそも当時はそんな言葉なかったが)を食べたい欲望が溢れてきた。そこで目に留まったのが「鶏肉の辛口煮」である。四川料理と思しき真っ赤な色をした写真に目が釘付けになった。そして隣の客が頼んでいたのもその辛口煮であったのが運の尽きである。筆者の口は、鶏の辛口煮の名前を告げていた。

 

数分後、大きな皿に山盛りの辛口煮が運ばれてきた。中身は白菜、春雨、鶏もも肉が主で、あとは鷹の爪がふんだんに入っていた。一口スープを口に運ぶと衝撃が走った。とんでもなく辛い。辛さに特別強いわけでもないのだから当たり前のことではあるが、出来立てアツアツなのと相まって、半端ない強さの味になっていた。味に強さという概念を見出したのはここが初めてだったかもしれない。シャキシャキの白菜は絶妙に味が付いておらず、春雨はデロデロで、鶏肉に至っては最早味が分からないほど辛かったが、一心不乱に食べきった。決して絶品だったわけではない。味付けにしても調理にしても、多分もっとうまくやろうと思えば出来るはずだ。けれども完食した。完食できてしまったのである。ついでに言うと辛すぎてご飯を2度ほどお代わりした。

 

それから筆者は取り憑かれたようにその店に通った。幸い大学の北門から自転車で1分とかからない立地だったので、3限に授業が詰まっていても安心して行けた。雨の日は傘を差して歩いて向かった。暑い日も寒い日も、テストの日も、果ては夏休み中まで、狂ったように通っては、そのはた目からは完成度の高くない、けれどどこか病みつきになる辛口煮を求めてその店の暖簾をくぐった。今となっては、店の親父は昼から酒のようなものを呑んでいたし、付け合わせの大根の漬物が常軌を逸した塩辛さだったし、唐揚げはガチガチで、たまに火の通りが不安になることもあったような店なのに、どうしてそこまで躍起になって通っていたのかはよくわからない。

 

時は流れて3回生になり、筆者も授業に余裕が出来、3限を空けて飛鳥井の中華街や一乗寺へラーメンを食べに行くことを覚えたころである。突如として「店が潰れる」という情報が出回った。店に行ってみると、確かに閉店のお知らせが貼ってあった。理由は分からない。けれどもあの辛口煮が食べられなくなるということに大きなショックを覚えたのは記憶に残っている。それからはまた毎日のように辛口煮を食べに通った。そして店は閉店の日を迎えた。

 

後継の店はやはり中華で、なんと辛口煮があった。頼んでみると、ほぼ同じビジュアルのものが出てきた。しかし、食べてみると少し味が違った。端的に言うと完成度が高すぎたのである。美味しすぎたのだ。もっともこれも絶品の類ではなかったが、明らかにこれまでのものとは毛色の違う味をしていた。何度か通ったが、結果は変わらず、コロナもあって、それっきり行かなくなってしまった。味を似せようと家で何度か試してみたりもしたが、結果は芳しくなかった。

 

数か月前、大学に用もなく足を運んだついでに、その店がどうなったのか見てみると、驚いたことに潰れてしまっていた。やはり学生が外に出なくなってしまったのが痛手だったのだろうか。その他の店もだいぶん様変わりしていて、時の流れの残酷さを感じるとともに、筆者の過ごした青春は、もうそこには残されていないことに、少しの寂寥感を覚えた。百万遍には新しい店が出来、飛鳥井の中華街の出入りは激しく、そして大学の姿も様変わりしてしまった。懐古の情でしかないが、やはりあの中華屋があったころこそが私の青春であり、また古今東西多くの同学の学生たちにとっての青春時代だったのだろうと思う。森見登美彦の世界にも出てくるあたり、そこそこ歴史は長かったようだ。

 

今やあの大学は筆者の通った大学ではなくなってしまった。百万遍の街も様変わりしてしまった。それでもなお用もなく足を運んでしまうのは、またいつか、筆者の暮らした風景が、あの青春の情景が、どこかに戻ってきてくれないかと小さな希望を抱いているからに他ならない。もしかしたら鶏肉の辛口煮はそのエネルギー源のひとつだったのかもしれない。かくして筆者はあの完成度が高くないけれど、無性に食べたくなる鶏肉の辛口煮に思いを馳せ続けているのである。そして心の奥でこうつぶやく。「無鶏不成青春」と。

 

 

オリックス2021年ドラフト会議展望

こんにちは。再建期なのにこんな時期に上位にいて困惑しているETRです。今回は来るべき2021年のドラフトに向けてチームの強化ポイントと指名してほしい選手を挙げていきます。正直かなり自分の好みに寄った選び方になるので異論は全面的に認めます。それでは始めていきましょう。

 

1.2021年のオリックスを振り返る

中嶋監督のもと、再建第1期として始まった今年、シーズン序盤に当然のように苦戦、交流戦だけ強くてあとはまた失速……かと思いきやオリンピックブレイクも手伝っていい順位を保っています。とはいえ9月末時点でまだCSも決まっていないのでここからも混戦模様でしょう。アレどころかCSにすら出られない可能性は覚悟しておくべきです。さて、そんなオリックス、今年はそれぞれどんな戦いだったのでしょうか。

 

①先発投手

山本以外は正直どうなのという感じは昨年に続いてあります。宮城はスタッツ的には田嶋と似たようなもので、かなり運に助けられているうえ、9月に入ってからあからさまに疲れが見えます。山岡は故障に次ぐ故障。結局今年は春の妖精で終わり、どうやら低身長投手の保証期間が切れてきた感じがあります。田嶋は強い球を投げるものの毎回球数が多く、7回投げ切れずに力尽きることが非常に多いのは昨年と変わらず。ムラが激しいのであまり信用には値しません。増井はもうおじいちゃんなので来年計算できません。居るかどうかも分かりません。山崎福也はあへあへQSマンと化していますが、来期以降の打線を考えると毎回毎回QSではなく1/3くらいはHQSしてくれないと困ります。山崎颯や本田は若手特有の変化球でカウントが取れない期、スパークマンは来年が早速怪しく、榊原はメンヘラで、その他有象無象は揃って球速の割にノーコンなのでこれも計算しにくい。期待の東もどうやら最近不調な様子。

結局のところ、エース山本と標準的先発の田嶋と山崎福也以外は様々な要素を考慮に入れなければならず、先発の層自体は全く厚くありません。なので即戦力先発をこのドラフトで1枚は獲る必要があると考えます。

 

②リリーフ投手

相も変わらず焼け野原です。現状で信用できる投手はいないに等しいでしょう。一番信頼できそうな平野はここ最近不調に飲まれ、そうでなくても年齢がネック、ヒギンスは去年と同様WHIPが滅茶苦茶、澤田や山田、比嘉のような実績組こそいますが勝ちパターンとして活用するにはひとつずつ(制球、球威、体質)武器に欠け、近藤はTJ明け、黒木もリハビリシーズンです。齋藤と吉田凌はまだまだ経験が浅く、富山は投げてみないと分からない博打、漆原は毎回脱糞の危機を迎えるほどのノーコン。中堅組は揃いも揃ってファームで燃え、明るいニュースは海田の復活程度。他の外人で凌ぐにしてもバルガスが抜けてしまっては二進も三進もいきません。早急な手当てが必要です。ついでに言うと力投型という名のノーコンが多いので制球が破綻していない人が欲しいところです。

 

③捕手

厳しいものがあります。

伏見と若月の併用で回しているとはいえ次がいません。中川拓や釣の戦力化には時間がかかりますし、頓宮はリードを解説からボロカスに言われる体たらく、松井雅人は下でコーチングもやってほしいですし、あとは育成更新期限の迫る稲富とフェリペ、鶴見くらいです。ということでここも大卒捕手を1枚か、博打で高卒を獲って対処する必要がありそうです。

 

内野手

ショートとサードはもう紅林と宗で7年いくつもりで考えます。セカンドには安達が入っていますが、さていつまでもってくれるかといったところで、太田の成長という大博打に賭ける必要があります。廣澤や宜保は打撃が物足りません。そして大城の怪我で岡﨑を支配下にする始末。ここにきてプロスペクト大渋滞だったはずのセカンドが問題児になり始めています。

更なる問題はファーストです

ファーストはモヤとT-岡田が代わりばんこに守っていますがどちらも相性が極端なので打てない日はとことん打てない。特に相手先発が左の時はもう目も当てられません。他のチームがここで稼いでいる得点をみすみす逃す形になっています。杉本やジ爺も一時期守っていましたが結局副業の域を抜けません。なので少なくとも上位でパワーのある右打ちのファースト候補生(セカンドも出来ればなおよい)を最低1枚(但し対左でもいける打力があれば左でもよい)獲る必要があります。セカンドについては下位の社会人で適当に手当てをして糊口を凌ぎます。

 

⑤外野手

両翼は一応吉田正尚・杉本で回ってくれているので来田と佐野如次第にはなりますが来年も大丈夫でしょうが、伸び悩んだ時の手当ては必要になりそうです。センターに関しては福田があと10年センターを張れるわけがないのでさてどうしたもんかというところ。宜保をコンバートするには守備がもったいないですし、育成の平野大和はもう少し時間がかかりそうなのでかなり層が薄いです。というかそもそも野手の数が少なすぎて3軍がまともに回っていないので、大乱獲の必要性があるでしょう。

 

 

 

ということで、オリックスに必要なのは

【最重要】

左に強いファースト候補生・すぐ使えるリリーフ(抑え)および先発・頓宮の年齢未満のキャッチャー

【重要】

打力のあるプロスペクト・予備の高卒投手・3軍回し要員

【欲しいっちゃ欲しい】

三遊間のバックアップ選手

 

ということになります。

それらを踏まえて筆者が選んだ指名候補は以下の通りです。

 

1位 ブライト健太(上武大) or 廣畑敦也(三菱自倉敷)

外れ1位 佐藤隼輔(筑波大)

外れ外れ1位 赤星優志(日本大)

外れ外れ外れ1位 桐敷拓馬(新潟医療福祉大)

2位 椋木蓮(東北福祉大) 黒原拓未(関学大) 北山亘基(京産大)

3位 久保田拓真(関西大) 松川虎生(市和歌山高) 長谷川稜佑(青森大) 阪口樂(岐阜一高)

4位 中川勇斗(京都国際) 前川右京(智辯学園) 吉野創士(昌平高)

5位 石森大誠(火の国) 深沢鳳介(専大松戸) 山﨑凪(中央学院大)

6位 古間木大登(東農大北海道) 畔柳亨丞(中京大中京高) 京本眞(明豊高)

7位 福永裕基(日本新薬)

 

・1位指名

異端かもしれませんがブライト健太をファーストの大砲候補として指名します。外国人並のパワーを日本人枠で使うにはこれが一番だと思います。もしくは抑え候補として廣畑。この二人がダメならばあとはいい投手を順々に獲っていくのが正しい戦略でしょう。挙げたのは候補のほんの一部です。即戦力ならもうなんでもいいです。小園や森木は惜しいですが、とにかく即戦力の先発中継ぎが必要なのでそこはブレずに行くべきです。

 

・2位指名

2位も投手主体です。即戦力なら誰でもといった感じです。椋木や黒原はセットアッパーや抑えに、北山ならば若き日の平野佳寿のような先発にと想定しています。とはいえ椋木や黒原はどちらかといえば力投型なので、投手コーチやキャッチャーの手腕が問われるところでしょう。

 

・3位指名

一押しは久保田。4位では獲れないと思います。他の動きが怪しそうなら2位と入れ替えで指名してしまうのはアリでしょう。久保田が指名できれば頓宮をファーストに回せます。それ以外だと高卒の松川、青森大の即戦力ピッチャーの長谷川、長打のある阪口あたりが候補になります。

 

・4位指名

ここからは高校生の乱獲です。中川、前川、吉野と、大きいのを打てる選手がとにかく欲しいところ。来年ジョーンズが残る前提なら、彼らをコーチングしてほしいところです。それから中川は久保田と松川が獲れなかった時の保険です。

 

・5位指名

ここらで一人また即戦力投手を獲っておきたいところです。

一応石森と山﨑を書いておきましたが、この2人以外でも良さげな投手が残っていればそれでOKです。深沢はよその妨害も兼ねて。

 

・6位以下

上位で手当てしそびれたところを獲りに行きます。これは上位の結果次第なので何とも言えませんが、ひとまずキャッチャーがダメなら古間木、高卒投手がいなければ畔柳や京本あたりが狙い目でしょうか。特に京本は化ければ達(天理)並のポテンシャルはありそうです。7位では確実に評価の落ちる社会人から福永を拾いたいところ。他にセカンドがいれば別にそちらでもOKではあります。

 

・その他

あとは下がカツカツなぶん、育成で獲れるだけ野手を乱獲してほしいです。再建に舵を切る以上、ここは絶対に減らしてはいけない部分でしょう。

 

 

総評:今年の上位指名、ちょっと選ぶのに困る。あと野手が少なすぎる。それから今の戦力の薄さでまだ2位にいるオリックスおかしくない?

客室露天の思想 講義ノート暫定版

こんにちは。社会で壊れたETRです。さて、今回はそのうち出そうかな~と思っていた琴葉ぬいを客室露天に連れまわした写真をのっける本の、そのついでに書こうとしていた文章の叩き台が完成したので、折角だからとツイタでアンケートを取ったところ、こっちにも載せろと言われたため、そいつをブモグに載せることにしました。下書きも下書き(推敲なし)なのでアレですし、内輪っぽいおふざけも何個か入っているのでとてもコミケで出せたものではないのですが、まあ内輪向けに(出すときはもうちょい真面目に書きます)パイロット稿を投げてみます。それではどうぞ。

 

0.はじめに

突然だが読者諸氏は旅行に行ったことはあるだろうか。ある、と答えた各氏、あなたは温泉旅館に泊まったことはあるだろうか。では、温泉旅館に泊まったことのある者に問おう、あなたは客室に露天風呂がついている客室に泊まったことがあるだろうか。ここまで来ると大半の人間がふるい落とされる。なぜならばここでこの文に目を留めるような物好きは基本的に一人でうろうろしているか、複数人でうろうろしたとしても恋人などではなく普通に友人と出かけているために、貸切風呂ならともかくわざわざ露天風呂のついた客室を探す理由がないからである。この文書はそういった諸氏に客室露天の思想を紹介する目的で作成された。またしかる後、万に一つ内密な関係の人物が現れたときに、誘う先に困らないように知恵を授けるという目的も同時に帯びている。はたまた筆者のような、一人で誰にも邪魔されず温泉を楽しみたいという人間も志向している。あるいはぬいぐるみやフィギュアを連れて旅している人間の中でも、正直公共の場でそれを出すのは憚られるといったニーズにも対応している。ともかく、客室露天の世界は微妙に底が深いくせして、基本的に旅行サイトはハイクラスなところや有名な場所を脳死で紹介するのみで、それぞれの好みに合った選び方を教えてなどくれないのである。本文では、そういった筆者自身の悩みの解消も目的とされていることをここでひそかに明かしつつ、本題に移っていこう。

 

 

1.客室露天って何?

本題へ入るにあたって、客室露天の定義を明確にしておこう。客室露天は次の条件を満たした浴場のことをいう。

  • 客室から直接または隔絶された客室敷地内のみを通る通路でアクセスできる
  • 建物内ではなく外気に必ず触れている(窓で仕切れない)
  • 最低限度の上空の眺望がある(但し眺望が優れている場合はその限りでない)
  • その他別途定める条件を都度クリアしたもの

 

  • の内容については後で定めるので、ここでは①~③について解説していこう。

 

 

①客室から直接または隔絶された客室敷地内のみを通る通路でアクセスできる

これは非常に簡単なことである。客室の外に出てしまうのならばそれは客室についている露天風呂ではない。全裸で客室外に出たら良くて露出魔未遂で心に傷、悪ければ何もかも失って刑務所行きである。ともかく何らかの方法によってよそとは隔絶されている必要がある。但しこれは眺望を規制するものではない。

 

②建物内ではなく外気に必ず触れている(窓で仕切れない)

ごくまれに建物の中に風呂を置き、窓を開ければ外が見られるので露天であるとして売り出している不届きな輩がある。これは分類上露天ではなく”半露天”とされる浴場のあり様であり、これは厳密にいえば露天ではない。露天は必ず外気に触れている必要があるのだ。

 

③最低限度の上空の眺望がある(但し眺望が優れている場合はその限りでない)

“露天”なのであるから上空の眺望があるのは当然のことである。これは直上にあることを必ずしも意味しない。雨をしのぐには当然屋根が必要であるし、上に別の客室があるならば丸見えとなる構造には問題があるだろう。

 

 

2.客室露天のある宿所

さて、客室露天の説明のために、まずどのようなところに客室露天があるかを一通り纏めておくのが筋であろう。客室露天はまた、その宿の形態によって大きく姿やその他の付帯サービスが分かれてくるのである。これは当然の話で、高級旅館とされるところと民宿などではそもそもの設計思想が異なる他、食事やアメニティに至るまで何もかもが異なる。そういうわけで、ひとまずいくつかのカテゴリーを用意することとした。以下がそれである

 

A.温泉旅館系統

①一般的な温泉旅館(平屋または3階建て以下)

これはよく想像される温泉旅館の客室の外側スペースに露天風呂が付けられている(所謂椅子とテーブルが置かれている例のスペースの外側についている)ケースである。ハードは一番オーソドックスなもので8畳~10畳一間にトイレがついていて、食事は大抵が2食付きで、価格はピンキリがあるものの、概ね素泊まりが10000円~、2食付きだと15000円~が相場である。また当然のことながら客室の広さやアクセスによって価格は青天井となる。なお以下にも当てはまるが、複数人であればもう少し安く上がるケースも当然存在する。

 

②ミドルクラス温泉旅館

2食付き25000円~35000円程度で、先のものと比べてもう少しクラスを上げた部類である。構造はほぼ同じだが、食事等のソフト面が強化されている場合が多い。また、ハード面においても、一間ではなく二間であることがたまにある。このクラスでもハードの中身は安定しないことが多く、後述の別定条件を満たさないこともままある。

 

③ハイクラス温泉旅館

底値で2食付き40000円以上のクラスが当てはまる。このあたりまで来ると基本的に客室数が限られた離れの造りとなる。上述のものよりさらにハードもソフトも強化されている傾向が強く、このクラスになるとほぼリビングと寝室の二間以上が確保されている。実はここまで来てもなお後述の別定条件を満たさない旅館が数多く存在するのは公然の秘密である。

 

 

B.リゾートホテル系統

①廉価なリゾートホテル

湯快リゾートみたいなものと言えば想像できる人も多いだろう。その手のホテルが露天つき客室を誂えているケースも往々にして存在する。ハードは上記の温泉旅館におおむね似たようなもので、たまに”例のスペース”がないこともある。こういう場合、ノーマル客室だと10000円を切ってくるところ、平気で20000~30000円の値付けがされていることが多い。そして食事は大抵がどこかで見たことがあるような食材が並んでいるバイキングで、来るのは主に地元の人々である。また大抵露天つき客室はスペースの関係上低層階にあるため、眺望の期待は出来ない。

 

②ミドルクラス・リゾートホテル

所謂観光地によくあるリゾートホテルである。ハードはやはり温泉旅館に似たようなもので、価格帯は2食付きで20000円~が相場である。こちらは低層階のこともあれば、上層階にあることもあり、これらは後述の条件に関わってくることから、実は最も精査が必要なタイプのホテルである。

 

 

③ハイクラス・リゾートホテル

ハイアットやインターコンチネンタルを想像してもらえれば手っ取り早い。これらは逆に上層階の豪華な客室にプリセットされていることが多い。価格は最安でも素泊まり30000円~、食事をつけるとさらに跳ね上がるので、正直一般庶民に手は出せない。また後述の条件を満たしていないことが基本的に多いため、端から選択肢に入ってこないというフシもある。

 

 

C.温泉ホテル系統

①ミドルクラス・温泉ホテル

上記の廉価版である。ハードはミドルクラス・リゾートホテルに近く、価格帯も似たようなところにある。こちらは大抵低層階にあり、上層階にある場合はやはり後述の条件に関わってくるので精査が求められるところである。

 

②高級温泉ホテル

ある種サービスが体系化されたタイプの高級ホテルである。タイプとしては加賀屋あたりを想像してもらえればいいだろう。ハードはハイクラス・リゾートホテルに近く、価格も大体似たようなものであるが、実際のところこの手のホテルはおひとりさまお断りのことが多く、調査が難しいのが現状である。誰か代わりに旅団を組んで行ってきてほしい。

 

 

D.その他

①ゲストハウス

本当に泊まるだけのゲストハウスにも客室露天は存在している。最も安価に客室露天を利用できるのがこのタイプで、一番安いところだと3000円台からあるが、こういうところの場合、そもそものアクセスが非常に劣悪であったり、ハードがボロボロであったり、食料調達に難があったりするので初心者には基本的におすすめしていない。その手のものを除くと、大体温泉旅館の素泊まり価格あたりに落ち着いてくる。

 

②ビジネスホテル

なんとビジネスホテルにも客室露天が存在している。価格帯も10000円前後であることが多いのでお手頃もお手頃である。とはいえ、これも後述の条件に当てはまっていないことが結構あり、安いからといって飛びつくと痛い目を見ることになるので、これも精査が必要なところである。

 

 

3.客室露天のメリットって何?

下手すると普通に泊まるよりも2倍も高いような料金を払って客室露天に泊まるからには相応のメリットが無ければならないだろう。よって以下に個人的かつ偏見による客室露天のメリットを示す。

 

①温泉への入浴が単独で可能

温泉は大抵大浴場で提供されていることから、他の人間と同時に浸かることが殆どである。しかし、外面(ここでは通常視界に入るあらゆる要素を対象とする)にコンプレックスを抱えていたり、あるいは自分が見たくなかったり、潔癖(とはいってもそこまでだと布団すら使えないだろうというツッコミは無しで)だったりすると、結構抵抗があるものである。客室露天はそれを解決する。最初から最後まで一人で完結するのだ。また感染症拡大下でのおでかけにおいても、共同浴場で地元人間がノーマスクで大声の会話をしているような状況に飛び込まずに済むというメリットもあろう。

 

②全裸中年男性で過ごすことが可能

服というものは煩わしいもので、着ていると汗をかいたり匂いを吸ったりと難儀なものだ。しかし大浴場へ行くには服を着なければならない。全裸で館内を徘徊するのは論外である。ところが客室に露天があると、バスタオルを敷いた椅子と浴槽の間を全裸で往復するだけの完全な滞在が可能となる。入浴にかかる時間を最小化し、温泉体験を最大化することができるのだ。これは非常に効率的で、大浴場への平均リードタイムを6分、着替えを2分とすると、1入浴あたり14分の短縮となる。実に1入浴の時間で2入浴できるのだ。もちろん旅団を組んでいる場合はそんなことは出来ないが、それでも大浴場へわざわざ移動しなくても済むのは大きなメリットであろう。全裸中年男性スタイルこそが、少ない時間で最大の効用を生むのである。

 

③撮影が捗る

これは完全に筆者個人の趣味であるが、先述したように、例えばぬいぐるみやフィギュアを持ち歩いておでかけをしている場合、公共の場でそれらを出すのはなかなか憚られるものだが、客室露天であればそのようなことは一切気にせずに済む。気にしないのならまあ話は別だが、一般常識のあるオタクならばわかるであろう。またそれらを持たなくとも、季節は限られるが、単純に写真趣味の人間が湯気の立った写真を手軽に撮るときなどに役立つこともある。

 

④独占と解放の両立

結局上記はこの一言に凝縮される。独占空間であるから自由がきき、解放感も同時に味わえることこそが客室露天のメリットである。これは客室付きの内風呂では不可能な体験である。もちろん、虫や日光などの副産物こそあるが、露天からひとりで景色や夜空を眺める体験は客室露天でしか基本的に得ることができないものである。この心地よさこそが筆者をはじめとした客室露天愛好家の心を掴んで離さないのだ。

 

 

4.客室露天の別定条件とは

ここでは第1章の④でほったらかしていた「別途定める条件」を明らかにしていくこととする。実は最も大事な要素といっても過言ではなく、逆に言えばこの別定条件を満たしていないところは基本的に地雷かハズレであるといえよう。(但しこの「地雷・ハズレ」客室露天の観点であることに留意されたい)

 

別定条件①:独房ではないこと

これは配管の関係から低層階にありがちな客室露天の宿命ともいえるが、外部からの視線の遮断という点を考えた際に、露天風呂の周りを完全に壁で囲ってしまっており、解放感もクソもないケースというものがかなりの割合で存在している。これをここでは独房と呼称するが、入口以外の三方が完全に封鎖されている様は正に独房と呼称して差し支えないだろう。解放感も独占感もない、上だけ見える風呂の為に高い金を払うのは正直気が引けてしまう(なら別に大浴場の方が満足度高いじゃんとなる)ので、予約前の調査を入念に行う必要がある。多くの場合、広角レンズで誤魔化しているものの、見抜くこと自体は難しくなく、3分あれば宿の公式ページやじゃらんの写真からその化けの皮を剥がすことが出来る。諸兄には客室露天の入門として立ちはだかるであろうが、この少しの手間を払えるかどうかで満足度は大きく変わってくることから、惜しむことはないように願いたい。そしてこの手のことをしている宿の場合、元々の宿の建付けや設計に何らかの無理があることが多く、風呂以外の全体的な満足度も低くなりやすいこともここに付記しておく。

 

別定条件②:壺ではないこと

客室露天と検索して出てくる多くはこの「壺湯」タイプであるが、これは非常に難儀なもので、足が伸ばせなかったり、変に深かったりと、やはり満足度や解放感の面からいえば物足りなさを感じてしまう部類である。宿側からすればあとからの導入が手っ取り早く、安く、その上客寄せになるためにそうしているのであろうが、高い金を払う側からするとたまったものではない。とはいえ、この手の壺湯を採用しているところは同じようなタイプの宿に比べて相対的に安価なことが多く、実はこれも避けやすい地雷である。というか部屋の備品の写真を見れば一発でわかるため、手間を惜しむか惜しまないかの勝負である。また公式サイトですらそこをひた隠しにするところは端から候補に入れないのが吉であろう。但し、木桶タイプはそれらの瑕疵がないため候補から外さないことをお勧めする。

 

別定条件③:ただのお湯ではないこと

最大にして最難関の条件である。温泉と銘打っているにも拘わらず、客室露天だけ水を沸かしている不届きな宿が残念なことに数多く存在している。そしてこれは画像では見抜けない。公式サイトの一番下に小さな文字で書かれていたり、予約の最後の局面にならなければその事実が示されなかったりすることから、最も基本的な条件であるのに見抜くのが最難となっている。正直このような詐欺まがいの行為はやめてほしいところである。そして先の章にあった「後述の条件」は基本的にこれを指している。ミドルクラス以下のホテル(not旅館)や、ハイクラスのホテルは、「温泉」であることよりも「展望の露天」であることに重きをおいているため、端から配管や洗浄の手間のかかる温泉を引いていないことが多々あり、客室露天の思想からいえばその時点で候補から外れるのである。客室露天初心者が最も陥りがちでありながら、熟練者でもたまに引っ掛かってキャンセル料をせしめられてしまう、この世の許されざる悪のひとつであろう。

 

 

5.客室露天のさがしかた

①まずはOTA(インターネット宿泊予約サイト)で調べる

客室露天を導入するタイプの宿は、基本的に財務体質がそれなりに強いことから、インターネットで調べて出てこないということはまずない。一休やRelux、JTBじゃらんなどから、目的地や予算に合わせて候補を絞っていこう。

 

②写真を穴が開くほど見る

上記の条件を満たす宿は思ったほど多くない。そのため穴が開くほどOTAのサイトや公式サイトを見て精査することが重要である。細かい文字の見落としもないようにしよう。

 

③客室ページを穴が開くほど見る

これは水を沸かしただけの詐欺ではないかを判別するために非常に重要な作業である。基本的にこの②、③で時間の半分を使うくらいには精査しておこう。

 

④その他の条件を勘案する

客室露天が条件を満たしてはじめて食事やアクセスなどを調べる。というかここまでして残った宿は大体その他の満足度も高めなので、あまり気にしすぎないことが重要だが、あまりにもソフト面の口コミが酷いところは何らかの条件に引っ掛かっているのを見逃している可能性があるので、ここは最終チェックも兼ねていると言えよう。

 

⑤わからなければ電凸

サイトを端から端まで見回しているであろうから必要はないとは思うが、別定条件③の水でないかどうかなど、どうしてもわからないことがあれば最終手段として電話を活用しよう。大体これで解決する。

 

 

6.その他

以下は通常の温泉旅館・ホテル選びの基礎部分であるため、知見のある諸兄は飛ばして頂いて構わない。ここでは支払った金額に見合わないサービスしか受けられないという事態を避けるための方策を独断と偏見と経験から書き記しておく。

 

①夕食バイキングには要注意

朝食がバイキングである分には基本的に問題ない。そういう場合は夕食のおまけ程度の値段しか取られないし、ぼったくるにしても限度があるためである。最悪でもビジホ程度のものを覚悟しておけばよく、それ以下が出てきた時は運が悪かったと諦めがつく。問題は夕食がバイキングとなっているときで、これは廉価なリゾートホテルに多いが、上述した通り、大抵がどこかで見たことがあるような食材が並んでいるバイキングになることしかなく、地元の人間(特に小さな子供連れ)のたまの贅沢以下の扱いであるため、民度・治安といった点からあまりお勧めは出来ない。食事が終わるころには微妙な気分になっていることだろう。とはいえ、そういう場にお邪魔しているのはこちらであるのだから文句は言えないし、結局のところ最初からそこは避けるのがスジである。

 

②状況に応じて送迎を活用しよう

タダで送り迎えしてくれるのは非常にありがたいことである。場合によっては数十キロもの距離を送迎するパターンも存在し、バス運賃に換算して2000円以上の節約になるときもある。まあ車で行けば基本的に問題はないのだが筆者は眠剤の関係で運転が出来ないので公共交通利用を前提として話を進めてきたわけである。

 

③加温・加水・循環の3無い運動の励行

要は源泉かけ流しを選ぼうというおはなし。湯量が豊富な別府や由布院であれば特に問題は無いが、箱根のような湯量に比して人間が多数生えている場所は加水や循環が行われがちである。せっかく泊まるならかけ流しの方が良いだろう。実はこの判定もそこそこ難しく、客室露天だけかけ流しで無いケースがそれなりの数存在している。対処法は電凸か穴が開くくらい公式ページを見るくらいしかなく(あとは日帰りをやっているところ限定でゆこゆこから絞れたりもする)、ただの水判定と同じくらいの難度と言っても過言ではない。最悪循環だけは避けよう。

 

Googleレビューを信用しすぎないこと

ぶっちゃけ☆4.3を超えてくるとコスパ的にはあんまり違いはない。それよりも自分が重きを置く条件が満たされているかどうかに焦点を当てよう。とはいえ、もちろん評価が高ければ基本的にいい宿であるのは間違いないので、そこはバランスが重要だ。

 

⑤1人と2人の価格差に注意

1人客は部屋面積あたりでは儲からないので、同じサービスでも1人客に2人分近い料金を吹っ掛ける宿もかなり存在する。立場は理解するが、正直気分は良くないので、2人と1人でそれぞれ料金を比較することをお勧めする。また、そもそも1人では泊めてくれない宿も数多いので、最初の選択肢がかなり絞られている点にも注意が必要である。どうしても泊まりたいなら旅団を組もう。組める人がいればの話であるが。

 

⑥クラス分けと線引き

上記においては1人旅を前提とした解説であったため便宜的に1人での価格でクラスの線引きを行ったが、大抵の温泉は2人以上の利用が前提となっているため、実は2人利用の価格で判別する方がクラス分けの確度は高くなる傾向があり、概ね10000円、20000円、30000円と、10000円ごとに概ねの線引きが出来る。2人利用で1人頭30000円を超えると大抵がハイクラスに相当し、それなりのサービスがあるということは覚えておいても良いかもしれない。

 

⑦地域ごとの価格格差

当然のことながら需要と供給というものがあるため、地域によって同じ設備でも価格は大きく異なる。この場合、先述の線引きに補正をかける必要がある。また地域ごとに客室露天の数自体にも差がある。主な地域別の特徴と補正は以下の通りである

 

北海道→リゾート化されているところが多く客室露天自体が多くない。一人で泊まれるところは更に少ない。元のパイが大きいため不毛地帯が続く見込み。補正値は×1.4

 

東北→客室露天自体は多いが一人で泊まれるところは少ない。冠害で2人組が増えたため一人の受け入れをやめたところも多い。補正値は×1.3

 

関東→栃木、群馬に集中。これは元の温泉のキャパがデカいため。但し草津伊香保のようなメジャーなところには少ない。南部は不毛地帯。補正値は×1.2だが、箱根に限り首都圏補正で×1.4

 

中部→伊豆半島が圧倒的。長野、新潟は思ったより多くない。北陸は水を沸かしている宿や複数人でなければ受け入れないところが多く、一人だと選択肢がない。補正値は×1.3だが、伊豆半島に限り首都圏補正で×1.4

 

近畿→ほぼない。有馬、城崎、白浜等の有名どころから洞川、十津川などの奥地に至るまで、そもそもの(思想に合致する手の)客室露天の数が多くない。あったとしても一人は受け入れてくれない。補正値は×1.2

 

四国→同上。一人を受け入れてくれる客室露天の数自体が少ない。大歩危、道後が有名だがガチャ。補正値は×1.1

 

中国→山陰に少しだけ。しかも一人客を受けてくれるところは片手で数えるほどしかない。諦めよう。補正値は×1.1

 

九州→大分・鹿児島がパラダイス。単一温泉地では由布院がぶっちぎり。単価も安く試行回数を稼げるので初心者は由布院で修練するが吉。熊本にも少しあり。佐賀・長崎・宮崎はそうでもない。福岡はア。補正値は×1

 

7.まとめ

以上が客室露天の基礎的な知識である。もっと突っ込んだことを言うなら泉質であるとか風呂の材質であるとか置いてある石鹸との組み合わせだとか、あるいは料理の話にしても焼肉はコスパ面からどうだなどといろいろ言えるのだが、それはまあ先行研究があったりめんどくさかったりするのでここでは割愛することとした。客室露天は基本的に解放感のある温泉を独占できることに価値がある。実際にそれを味わってしまうと割と元には戻れなくなってしまうのである種ドラッグめいたところがあるが、読者諸兄にもその悦びを是非味わってほしい。きっと新しい世界が開かれるはずである。

オリックス2020年ドラフト会議展望

こんにちは。最下位爆走中のオオッオオを応援する下手な新興宗教信者より狂っているETRです。今回は来るべき2020年のドラフトに向けてチームの強化ポイントと指名してほしい選手を挙げていきます。正直かなり自分の好みに寄った選び方になるので異論は全面的に認めます。それでは始めていきましょう。

1.2020年のオリックスを振り返る
弱い、弱すぎる。チンパンスパイと壊れた信号機がいたことを差し引いても頭がおかしくなりそうでした。つまり平常運転です。さて、このチームの補強ポイントはぶっちゃけ先発含めて全部なんですが、それぞれについてまず考えていきましょう。

 

①先発投手
山本以外は正直どうなのという感じです。1位の名前を出したくない球団と比べると明らかに見劣りします。山岡は標準で7イニング消化が期待できるものの、相性が極端なうえ故障明けで明らかに球威が落ちています。田嶋は強い球を投げるものの毎回球数が多く、7回投げ切れずに力尽きることが非常に多いです。アルバースはもうおじいちゃんなので来年計算できません。年俸が高いので居るかどうかも分かりません。山崎福也は調子が極端なので6回計算できる投手とは到底言えません。張も故障明けなのでまだ様子見が必要でしょう。そうでなくてもノーコン気味なので球数が増えがちです。宮城は体力がつくまでもう少し時間をかけて大事に育てたいところ。増井は来年で契約が切れるので多少は頑張るでしょうが寄る年波には抗いがたいです。その他榊原や鈴木優などの有象無象は揃って球速の割にノーコンなのでこれも計算しにくい。期待の本田は今年かなり不安定だったので来年即使えるかは微妙なところです。山崎颯一郎も最近復帰したばかりなので少なくとも再来年までは待たなければいけないでしょう。
結局のところ、エース山本と標準的先発の田嶋と山岡以外は様々な要素を考慮に入れなければならず、先発の層自体は全く厚くありません。なので即戦力先発をこのドラフトで1枚くらい獲ってもいいと考えます。

 

②リリーフ投手
焼け野原です。現状で信用できる投手はいないに等しいでしょう。
一番信頼できそうなヒギンスでさえWHIPが滅茶苦茶で、ディクソンも年齢のせいかそろそろ崩れてきました。球威に優れる澤田と近藤は揃って怪我しており、黒木も復帰には時間がかかります。齋藤と吉田凌、それに富山は経験が浅く、漆原は毎回脱糞の危機を迎えるほどのノーコンです。昨年活躍した海田は千葉で燃やされてから2軍での調整が続き、期待された神戸は行方不明。比嘉はおじいちゃんなので無理がきかず、吉田一将は少し信頼感に欠けます。山田もそろそろ壊れかけで、あとは中途半端なクビ候補の中堅とルーキーとケガ明けの人間しかいません。比嘉とディクソンがまだ存命のうちにとっとと手当てしてやる必要があります。

 

③捕手
厳しいものがあります。
シーズン序盤に調子が良かった若月はリード難と打撃不振を理由に正捕手剥奪。代わって正捕手となった伏見も30歳と若くはありません。第2捕手として気を吐いている松井雅人は今年FAで去就が読めず、山崎勝己おじいちゃんは今年で引退がささやかれています。ファームでは上でヒットを打ったことがなく肩しか取り柄のないアラサークビ候補筆頭の飯田、スぺの頓宮しか支配下がおらず、あとは育成の稲富とフェリペ、ルーキーの鶴見だけです。なんで高城リリースしたんだこいつら。ということでここも対処する必要がありそうです。流石に支配下最年少が24歳の頓宮では無理があります。

内野手
ショートは不動のレギュラー安達がいますが週休3日なのでバックアップが必須です。セカンドは大城が抜群のUZRを誇りますが打撃はご存知ボー城ボー二。福田は出塁こそしてくれますが安達大城と比較すると守備が下手で、かといってそれを賄える打力はありません。しかしファームには太田、宜保、紅林、廣澤などのプロスペクトが大渋滞しているので他と比較すると二遊間はそれほど強化する必要はないでしょう。
問題はファーストとサードです。
現状サードは福田か大下を置くことでなんとか回っていますが、安達休養日はこれが大下か山足になります。大下はルーキーなので仕方ないとはいえそのせいで他球団では打力や出塁の稼げるサードが悲惨なことに。ファーストはモヤとT-岡田が代わりばんこに守っていますがどちらも相性が極端なので打てない日はとことん打てない。特に相手先発が左の時はもう目も当てられません。松外も一時期守っていましたが今年はどうも左が打てない様子。なので少なくともパワーのある右打ちの内野手を1枚(但し対左でもいける打力があれば左でもよい)獲る必要があります。白崎……そしてファーストかサードの余った方は右打ち外国人を持ってくるのが良いでしょう。

⑤外野手
両翼は一応吉田正尚・杉本・T-岡田が順番に回ってくれているので少なくとも来年は大丈夫でしょう。問題はセンターで、西川や柳田、あるいは丸のような攻撃力のあるセンターが長らく不在です。脚の速い佐野は間違って左打席に立ってしまい、西浦は打撃がからっきしダメ、駿太も守備固めでしか使えません。小田も対左でヒットを打った覚えがなく、宗はいっつもフォームを忘れて低めの変化球と外のボール球をブンブン振ります。西村は流石にファイヤーが過ぎますし、打撃のある中川は今年極度の不振でただの守備範囲激狭野郎と化しています。根本はおそらく今年で育成落ち、あとは平野や佐藤優悟といった育成組のみです。そして皆あへ単という問題点もあります。とにかく少なくとも既存のボケ共よりは大きいのが打てて普通くらいに守れるセンターが必要です。


ということで、オリックスに必要なのは

【最重要】
長いのを打てるセンター・左に強いサード又はファースト・すぐ使えるリリーフ・若いキャッチャー

【重要】
打力のあるプロスペクト・即戦力先発・予備の高卒投手

【欲しいっちゃ欲しい】
二遊間のバックアップ選手

ということになります。
それらを踏まえて筆者が選んだ指名候補は以下の通りです。

 

1位 佐藤輝明(近畿大)
外れ1位 古川裕大(上武大)
外れ外れ1位 西川僚祐(東海大相模)
外れ外れ外れ1位 井上朋也(花咲徳栄)
2位 森博人(日体大) 宇田川優希(仙台大) 山崎伊織(東海大)
3位 益田武尚(北九州市立大) 赤上優人(東北公益文科大) 元謙太(中京) 平良竜哉(九州共立大)
4位 高寺望夢(上田西) 牧原巧汰(日大藤沢)
5位 平安山陽(松山聖陵) 豆田泰志(浦和実業) 
6位 二俣翔一(磐田東)


・1位指名
佐藤は公言があるので確定です。サードか外野で使えるので確かに補強ポイントには合致しています。但しあまりにもBB/Kがネック。関西で1切りは流石にしんどい。これだと去年までの杉本に内野守備と脚力を足しただけになってしまいそう。個人的には抽選で外してほしいですし、多分外すので外れる前提で話を進めます。
上武大の古川は打撃が魅力の捕手ですが、ショートも出来ることから内野でも運用が可能だと考えられます。とはいえショートで使うには恐らく厳しいのでショートよりは使えそうなサードかファースト、またはキャッチャーとしての起用が考えられます。
最重要補強点のひとつであるキャッチャーを埋めつつ、左に強いサードかファーストとしても育てられる指名としました。西川と井上は共に右の強打者で、ひとまず左への対応という補強ポイントは埋められます。西川は最悪ファーストへのコンバートもアリでしょう。五十幡も候補には入りましたが、スピードだけなら佐野で賄えるので選択肢からは外しました。

 

・2位指名
ウェーバー順最初の指名となるので実質1位が2人獲れます。一応ここでは確実に残るであろう中継ぎ候補の森と先発バックアップの宇田川を挙げましたが、それ以外にいい投手がいれば誰を指名しても構わないでしょう。投手は何人いても困りません。山崎は中垣トレーナーの力量を信じて選択肢に入れました。TJ明けの山崎颯一郎が良い投球をしていたのでTJ復活に賭けるのもアリだとは思います。

 

・3位指名
実質4位の2枚獲りです。第1候補は便利屋運用を見越して北九州市立大の益田か東北公益文科大の赤上。めぼしい投手がおらず、かつ残っていれば中京の元を指名したいところ。とにかくここでも中継ぎが出来る即戦力投手か打てるプロスペクトを確保したいですね。あるいは順位縛りを公表している九州共立の平良も面白い存在かもしれません。正尚が健在な間に次の世代の強打者として育てたいという意図です。

 

・4位指名
ここからは高校生を乱獲してほしい。まず4位以下でのトップ候補は上田西の高寺。乙女メンタルだらけのオリックスには合同練習会で大暴れしたその勝負強さが必要です。身体能力の高さからセンターへのコンバートも視野に入れています。続いて日大藤沢の牧原。これは層の薄い若手キャッチャーの手当てが目的です。もし1位で古川が獲れていても他球団の妨害と古川のコンバートを見越して確保しておく価値があります。

 

・5位指名
ここらで一人は高卒投手を獲っておきたいところです。この順位で残っていそうでかつ育成まで残らないクラスの投手ということで平安山と豆田を挙げました。平安山はスライダーが得意球なので小松コーチとのシナジーに期待したいという指名です。豆田もやはりスライダーを磨いてこちらは中継ぎの柱になってほしい。あるいはこの2人以外でも良さげな投手が残っていればそれでOKです。

 

・6位指名
今年のオリックスはどうも緊縮ドラフトのようで、6位まで指名が続くかは微妙な線ではありますが、残っているならここで磐田東の二俣に行っておきたいです。狙いとしてはキャッチャー間での競争を起こすこと。少なくとも去年のように競争なく若月が無条件にスタメンに固定されるなどという事態は避けるべきです。また頓宮が結局キャッチャーを諦めることになった場合の枚数確保も視野に入れています。

 

・その他
あとは3軍の本格始動を見越して昨年同様育成ドラフトでの高校生や大学生の乱獲を行ってほしいところです。育成に舵を切る以上、ここは絶対に減らしてはいけない部分でしょう。

 


結論:思うがままに指名していたらセンターがいなくなってた。誰か目ぼしいセンターを教えてください。

【アイドルマスターミリオンライブ!】765 MILLIONSTARSにZABADAKを歌ってほしい話②

外出できないと暇ですね。ETRです。
さて今回はちょうど2年前に書いた『【アイドルマスターミリオンライブ!】765 MILLIONSTARSにZABADAKを歌ってほしい話』の続編です。
未読の方は先にそちらをどうぞ。(→http://etrpersonal.hatenablog.com/entry/2018/06/13/031151?_ga=2.135719028.472603496.1592328500-1460269408.1486910589)
昨年は今井麻美さんがアニサマで「自分がこれまで歌ってきた曲の中で1つ選ぶなら」というオーダーに対して『遠い音楽』を選んで披露してくださったという、P兼ZABADAKファンには非常に嬉しい年になったわけですが、その頃に立ち上げたプロジェクトが終活による中断を経て遂に日の目を見ます。ミリオンのP各位のうちひとりでもこの記事からZABADAKにハマってくれればうれしい限りです。
それから変更点として、今回はよりダイマとして記事を活かすために収録されているアルバムも併記しておきます。まあ大半が廃盤なんですが。
それでは早速本題に入りましょう。なお番号は前回からの通しです。


12.線香花火→高山紗代子
2007年発売の『回転劇場』収録。
閃光☆HANABI団だから選んだフシはあります。
まあソロはどちらかというとハイテンポな曲が多いのでしっとりとした曲を歌ってほしいというのと例えば本当にサシの恋愛の場面になったらいつもの暑苦しさは鳴りを潜めて線香花火のような淡くてパチパチとした感じになるみたいな、そういうギャップを見たいがためのチョイスです。それから声質が曲調に合いそうというのも選定理由のひとつ。元が小峰さんのボーカルなのでどちらかというと強くて伸びやかなタイプの歌声が合う曲ですしHANABI団の中からそこを選ぶとなるとやっぱり紗代子になるのかなぁという感じです。これもなんとなくですが小峰さんがボーカルの曲と紗代子の親和性は普通に高い気がします。さて先ほども述べた通り曲調としてはかなりゆったりしたものとなっています。進行や拍子に変なところもありません。この手のZABADAKの曲としてはかなり異色な方ですが、馴染みのない人でも聴きやすいものなので気軽に手を出してみてほしいです。


13.彗星はいつも一人→徳川まつり
2004年発売の『Wonderful Life』収録。
これももうお馴染みキャラメルボックスの演劇に向けてつくられた曲です。
これの選定理由もわりとぼんやりしているところがあって、星に関わる曲を歌っている子らから選ぶなかでなんとなく歌詞を眺めていたらまつりっぽいなと思ったというだけです。「星の光」と「僕」の関係性をPとまつりの関係性に当てはめたら割としっくりきます。季節を経て心境が変化する「僕」と何時までも変わらずに「僕」を見つめる光、その光を頼りにしながらも自分を持っている「僕」という構図は非常にそれっぽいなと感じます。それからユニットでもソロでも電波や高速な曲が多い分こういうタイプの曲を聴いてみたいというのも理由としてあります。
これも進行や拍子に変なところはなく、非常に聴きやすいものなので初心者向けです。


14.Tears→田中琴葉
1996年発売の『SOMETHING IN THE AIR』収録。
選定理由ですが泣き虫だからです。(断言)
冗談はともかく、歌詞が割とシルエットに近い感じなので選定。あと自担なのでちょっと贔屓。

「空を見上げた瞳からこぼれる君の名前を知りたい 声にならずに消えてゆく言葉が 帰りの道を遠くする」
「ほほをたどった あたたかな涙のひとつひとつに生まれる かがやく時を呼び止めて ぼくらは歌を歌えるから」
このあたりのフレーズがそれっぽいかなぁと。あとは吉良さんがボーカルの曲だとなんとなく琴葉がしっくりくるというのがもう一つの理由です。これは個人的な好みの問題なので何とも言えないところですが。
これもこれで変なところや引っ掛かるところはないので初心者向け曲として挙げておきます。


15.TRUTH→最上静香
1999年発売の『キャラメル・ボックス・1999 サマー・ツアー・サウンドトラック“TRUTH”』ほか収録。
前回「駆け抜ける風のように」を志保に当てましたが、そのカウンターです。
これもご存知キャラメルボックスの絡みの曲です。「私には時間が無いんです」というワードからも分かるように色々詰めて考える子なので
"I can do only one thing, to discover the truth"というフレーズや "Where is your truth?"から"Where is my truth?"という流れになっていくあたりから選定。親との関係やアイドルをいつまで続けるかなど、様々な迷いを経験するであろう静香に自分なりの真実を見つけてほしいという願望も込めてあります。
これもこれで全く聴きづらいところはないので初心者向けですね。


16.Hello!Hello!→馬場このみ
2007年発売の『回転劇場』収録。
収録されている『回転劇場』に大きく象が写っていたので逆に小さい人に歌ってほしい→この曲調だと年少組には合わないかなぁ……→このみさんという流れ。
あとはサビの部分の声の張り方とこのみさんの声の張り方の相性が良さそうというのも選定理由のひとつ。歌詞としては割と暗めだけどよくよく考えたら暗めの曲もそれなりに歌っているので上手いことこなしてくれそう。曲調は非常にオーソドックスで進行も特に変なところはないので入門としては割と優れている部類です。サビで一気に曲が広がるのは結構気持ちいいのでおすすめです。
進行や展開が00年代ZABADAKのスタンダードな感じなのでベンチマーク曲として使えます。


17.平行世界→野々原茜
2009年発売の『平行世界』収録。ちなみにこのアルバムには『狼と香辛料』OPの『旅の途中』のセルフカバーも収録されています。
ミリオンライブで平行(並行)世界といえば茜ちゃんしかいないでしょという非常に単純なチョイス。当人の性格は恐らくZABADAKの世界観とは合わないんじゃないかなぁとは思うんですが、この1点が強すぎるので抜擢します。まあわりかし無難にこなしてくれるんじゃないかという期待はあります。
さて曲なんですが、すごくトリッキーというほどでもないんですが変拍子の曲ではあるので慣れてからの方が良いかもしれません。進行もそこそこごちゃごちゃしているので中級者向けの曲ですかね。


18.星の約束→百瀬莉緒
1994年リリースの『音』に収録されている曲です。
選定理由はやはり歌詞のストレートさと大人組向きのトリッキーな曲調からでしょうか。
「僕はここにいる 君に会うため 何百年の時をかけ生まれてきたよ 空より月よりも遠い星の約束」
「宇宙も星座も神様さえ ひとつにとけてる光の中へ このまま二人で吸いこまれそう この手を離さないで」
このストレートさなら莉緒にやってもらうのが一番かなと思います。
さて上述の通り、曲調としてはフォーク調で、拍子も普通ではありますが進行が結構トリッキーです。『HELLO!HELLO!』が00年代のスタンダードならこちらは90年代のZABADAKのスタンダードともいうべき曲で、逆に言えばこの曲が刺さるようなら割とどの曲でも聴けます。カテゴリーとしては入門から中級への橋渡しでしょうか。


19.小さい宇宙→宮尾美也
1991年リリースの『私は羊』収録。それなりに古い部類の曲です。
キャスティングは『Smiling Crescent』からなんとなくこの曲がつながったという単純なもの。そして星梨花は歌詞的にこの曲には少し幼すぎるという点と、他にキャスティングしたい曲があったので美也に。一応これと後述の『百年の満月』で迷ったんですが、美也のカラーに合いそうなのはこっちの方かなということで絞り込みました。さてこの曲、曲調は穏やかでゆったりとした感じですが、歌詞の方が割とドストレートなラブソングです。そういうわけで『初恋バタフライ』で見せてくれた新しい面を見せてくれないかなぁという期待を持っての選定という側面もあります。進行や拍子に変なところはないので、バラードより更にゆったりとした曲が好きなら入門曲としての適性は高いでしょう。


20.12月の恋人→豊川風花
1999年発売の『STORIES』収録。
毎度おなじみキャラメルボックスの演劇に使われた曲です。
選定理由は風花にもっとラブソング歌ってほしいというのと曲と声の張り方のバランスです。(この理由何度目だ) 一回聴いてもらえば分かってもらえると思うんですがキーを女性向けに合わせたときに風花さんの声質と滅茶苦茶合う気がします。あとは風花自身割と受け身っぽいラブソングが多いイメージなので、こういう主導権を取るようなタイプの曲を歌ってみてほしいというところもあります。
「恋してまわるよこの街は ついておいで僕のあとを」
「恋してまわるよこの街は ついておいで流れ星よりも速く」
「恋してKissしてこの街に 降りつもった雪を溶かそう」
というあたり、かなり積極的です。グラビアで度胸付けるのも良いですがこういう曲にもチャレンジしてほしいと個人的には考えています。
曲調はロック寄りです。進行や拍子に変なところもありません。これも割と入門曲として良いと思います。というよりキャラメルボックス絡みの曲がキャッチーで異質というべきなのかもしれませんが。


21.五つの橋→篠宮可憐
1993年発売の『桜』に収録されている割と古い曲です。
選定理由についてですが、これは単純に曲調と上野さんのボーカルとの相性の問題です。多分この手の曲と一番相性が良さそうなのが可憐の声なので担当してもらいます。
個人的には割と会心のチョイスですが果たしてうまくハマるのかというところについては一抹の不安もあります。というのも可憐はこの手のリズミカルな曲をあまり歌った経験が無いので結構試行錯誤が必要になりそうなんですよね。まあそこは当人に頑張ってもらうことにするしかないんですが。
さて曲調としては上述の通り非常にリズミカルで小気味良い感じのものとなっています。変なところは特にありません。自分がZABADAKにハマるきっかけのうちのひとつだったことからも超初心者向けなのかなと勝手に思っています。


22.百年の満月→ジュリア
これも1993年発売の『桜』に収録されている曲です。廃盤になっているとはいえ実際名盤ですし中古市場にも割と出回っているのでこの記事でZABADAKに興味を持った人は買ってみてはどうでしょうか。さてそれはともかく、この曲はギターメインであるんですがロックではなくどちらかというとフォーク寄りです。ただジュリア自身も劇場でアコギを弾いているのでやろうと思えばやれるでしょう、たぶん。
選定理由ですが、ロックばかりのジュリアにフォークも歌ってほしいなという非常に個人的なものと、曲から何となく月に照らされた屋上で弾き語っているジュリアが浮かんだという単純なものになります。
さてこの曲の大きな特徴なんですが、特にないです。非常にスタンダードなZABADAK曲です。進行も拍子も特に変なところはなく、だからといって一般的なポップスのような曲調ではないというなんとも説明しづらい感じなんですが、名曲ではあるので聴いてほしいですね。

 

23.DEIR PAIDIR→箱崎星梨花/七尾百合子/桜守歌織
2000年発売の『IKON~遠い旅の記憶~』収録。
申し訳ないですがこれに関しては決められなかったので3人で歌ってもらいましょう。
それぞれの選定理由としては、年少組の中で歌詞の天使・祈りといったところに一番合致しそうなのが星梨花、前回も挙げた通りZABADAKのこういう世界観なら百合子が非常に合うところが多いという点から百合子、大人組から選ぶなら曲の持つ不思議な雰囲気と少し爛々としたイメージに歌織さんがハマりそうというあたりです。
で、ここから絞り込もうとしたんですが本当に絞り込めませんでした。大抵の曲なら僅差で決まるんですがDEIR PAIDIRについては同着です。そんなわけで禁じ手であるユニット化をします。
実際、
「Paidir na n'aingeal  月をまとい踊りましょう  Deir Paidir Paidir na n'aingeal  うたうだけで恋に落ちる」
というフレーズひとつ取っても、星梨花なら夜に枕元に舞い降りた天使が誘ってくるイメージ、百合子なら文学的な世界の冒険の中で異教の地に降り立ったときのようなイメージ、歌織さんなら教会のシスターが月夜に秘密で開いている舞踏会で誘われているようなイメージとそれぞれの捉え方が出来るのでハオです。
曲調としては前回紹介した子午線のマリアと二月の丘を混ぜた感じ。但しこの曲の方が格段にリズミカル(というか速い)です。進行や拍子に変なところはないですが、人によっては若干Aメロの入りのところで「ん?」となるかもしれません。それでも聴きやすいことに変わりはないのでやはり初心者向けでしょうね。


24.降りそそぐ百万粒の雨さえも→北沢志保
2011年発売の『降りそそぐ百万粒の雨さえも』収録。
これもこれでキャラメルボックスの演劇にあわせてつくられた曲です。というか前回挙げた『駆け抜ける風のように』の続編の曲ですね。
「どこへ行くどこまで行く それよりも大事なことは ただどんな人と空見上げ過ごしたか それがほんの一瞬だとしても」
「出逢った意味はきっといつか 僕が僕に教えるよ だからずっと忘れないよう 抱きしめて走るよ」
というフレーズが例えばBlooming Cloverなんかで描かれている志保の成長過程に合うのと、前回の『駆け抜ける風のように』よりも柔らかくて優しい曲調なのでそこで志保の心境の変化を表現できそうだというのが選定理由です。
曲調としてはロックというかフォークというか、まあオーソドックスなポップスに近い感じではあるのでZABADAKへの入門曲としてもそこそこ優秀です。但し音源の入手は少し難しいのでまあ何とかして聴いてみてほしいですね。

 


とりあえずここで一区切り。異論反論提案は大歓迎です。曲のストックはたくさんあるので多分まだ続編があります。何時になるかはわかりません。
次回の企画も未定です。それではまた。

 

ETR2020年終活シーズン終了!戦いを文章で振り返る

こんにちは。社会への出荷が決定しましたETRです。昨年とは異なり今年はちゃんと決まりました。というわけで戦線を振り返っていこうと思います。昨年度のを先に読んでもらえると理解がしやすいはずなので未読の方は先にそっちをどうぞ。

昨年度の記事はこちら→
http://etrpersonal.hatenablog.com/entry/2019/06/21/023617?_ga=2.22241147.1135605533.1591979417-1460269408.1486910589


2019年11月(開始)

この時点での自分のステータスは
☆大学院への推薦入試合格(飛び級で授業を履修中)
☆終活は全落ち打ち切り

でした。じゃあなんでお前今年終活してたんだということなんですが「飛び級した大学院が面白くなかった」という一言に尽きます。理系ならともかくとして、文系の大学院なんて本当に好きだったりその学問が面白いと感じない限り行くもんじゃありません。自分自身も自分の専攻が好きだったはずなんですが、大学院での講義やワークショップ、学会等に参加して
「なんやこれ全然おもんないわ」
となってしまっていたんですね。
そしてそこに追い打ちをかけたのが計算耐性の低さです。経済というのは一部の専攻を除けば100%数学にまみれますし、理論系は最早数学科です。そしてその純粋数学チックな数学ととことん相性が悪かった。まあ元々理系からドロップして経済に来てるのでわかってた話ではあるんですが。そのうえうちのボスは延々と理論だけやってる学者(実務に参加できない)なので政策系なのに経験を積めないという非常に面白くない状況に気付いたわけです。しかも結局数学にまみれても結局は文系で就職するしかないという現実もありました。そういう事情でこのあたりの時期から
「大学院進学を放棄して就活する」
ことを意識し始めることとなりました。ということで冬インターンへの応募を始めたのが大体この時期です。

出した企業は鉄道、海運、メーカー、小売と非常に多彩でした。まあ出したうちの半分くらいは切られてしまったわけなんですが。以下自分が参加した企業の一部を抜粋して載っけます。

JR西日本
JR東日本
商船三井
高島屋
日立
オムロン
日本製粉
日本製鉄
日本触媒
イオン
UR

とまあ見事にバラバラですね。この辺については1月~2月でまた記述します。

 


2019年12月

このタイミングで
「大学院を捨てて就職する」
という本筋が固まります。
しかし単位は揃い切っているので休学するしかありませんでした。(うちの学部には卒業論文がないため)
結局中旬にボスとも相談の上休学届を提出、ここから本格的に終活が始まる……と思っていたんですが行きたいところは大体締め切っていたのでこっからインターンどこ出せばいいの?となってあんまり動けなかったのが実情です。この時期にちゃんと動いていればもう少し早く内定が出たのかもしれません。

 

2020年1月~2月中旬

この時期に1年前の全落ちトラウマから終活への適応障害という診断をもらい以降はメンタルお薬とお付き合いをしながら終活を続けることとなりました。そしてセミナーアンドインターン面接アンドインターンアンドインターン申し込み。インターンの選考結果が概ね見えてくるころなので空いた日程に先着順インターンを放り込みインターンをこなすだけの日々でした。業界研究?なにそれおいしいの?程度のアレだったのでここで本格的に絞り込んでいくような格好になったわけです。そういうこともあって面接があるようなインターンは全落ちしました。最低限の業界研究もせずに面接受けりゃ当然ですね。あと1社だけOB訪問に行きました。これはセミナーに参加した際に先方からお誘いがあったからです。今年に関しては様々な事情により結果としてはこの時期が一番忙しかった気がします。そして早い企業だともうこの時期からリク面が始まります。自分もいくつか接触がありました。さて、諸兄はご存知のことかと思いますがインターンシップといっても種類は色々あります。先ほど挙げた企業を例にとって見ていきましょう。

JR西日本→ESによる選考あり。内容はGD3本勝負+座談会。終わったらリクルーターからの接触あり。
JR東日本→ESによる選考あり。内容はGD+座談会。交通費満額支給。接触は基本なし。
商船三井→ESによる選考あり。内容はカスみたいなドリルと座談会。接触なし。
高島屋→ESによる選考あり。内容は陽キャの権化のような自己紹介+GD+座談会。接触なし。
日立→選考なし。インターンという名の合説+座談会。詐欺。グループ会社の早期選考案内あり。
オムロン→選考なし完全先着順。GD。接触なし。
日本製粉→選考なし抽選。GD。接触なし。
日本製鉄→選考なし完全先着順。2段階あり、説明会と工場見学(今年はコロナで飛んだ)が別日程である。接触はないが早期選考案内あり。
日本触媒→選考なし。インターンという名の早期説明会。接触なし。
イオン→選考なし完全先着順。GD。接触なし。
UR→ESによる選考あり。内容はフィールドワーク+GD。接触なし。

とまあ詐欺からグループディスカッションからフィールドワークからかなりバラバラです。ただ、ひとつ重要なこととして、冬インターンが早期選考やリクルーター面談へのチケットになっているケースが結構あるので行けるだけ行っといた方が良いです。


2020年2月下旬

コロナ、直撃。
インターンセミナーが軒並み消えました。
クソ暇になったので遊んでました。おわり。

 

2020年3月

ES&WEBテストラッシュ。
但しこの時期には自分の適応障害が「パソコンに向かうとギャン泣きする」程度には悪化していたので思ったより数を出せませんでした。薬で押さえつけるにも限界があったわけです。しかも薬のおかげで頭が回らないのでテストが意外と鬼門に。就寝前の薬を服用して精神が落ち着いている深夜に毎日ESやWEBテストを何とかしてこなしていた状態なので仕方ないっちゃ仕方ないんですが。そんなわけで生活リズムが滅茶苦茶になっていました。そのせいで企業からの電話を取り損ねることもしばしばありました。ここも再走ポイントだと思います。かなり進んでいた企業ですら電話を取り損ねて落ちています。来年以降に終活する人は注意した方が良いでしょう。結局ESを出したのは全て大手企業、合計30社でした。うち半数近くは面接にすら進めなかったんですが。ちなみに去年のSPIを使い回した会社に全落ちするという謎の快挙も成し遂げています。

3月末時点
エントリー完了   23
うち2次面接進出   1
  1次面接進出 10
書類/電話寝落ち    10
書類結果待ち        2

残り持ち駒          13

 


2020年4月

WEB面接ラッシュ。ですがここで情勢が味方します。
自分は元々記憶力という点において他の人より劣るのですが、WEB面接ならば記憶力は必要ありません。ZOOMなりTeamsなりなんなり開きながら横にESの原稿とか想定問答を書いたwordを開いとけばいいからです。そして記憶する必要がなくなった分突発的なやり取りや地雷発言避け(=余計なひとこと避け)に頭のリソースを割けます。ついでに交通費もかかりません。マルチタスククソ苦手&地方の人間からしたら正直この面接WEB化の流れは願ったりかなったりでした。まあだからといって通るわけではないんですけどね。そしてこの時期は大手企業の2次締切の時期にあたるので細々とESも書いてました。実際は3月に書くより格段に書類が通りにくいんですが3月に書けなかった分を取り返すにはこうするしかありませんでした。


4月末時点
持ち駒繰り越し+追加エントリー完了 計20
うち2次面接進出    1
  1次面接進出    6
 ES/テスト落ち  5
    2次面接落ち     2
 1次面接落ち        4
  書類結果待ち        2

残り持ち駒           9

 


2020年5月上旬

コロ助蔓延により多くの企業が採用を止めてしまったため暇を極めていました。ESの締め切りもなければ面接もなく、久々に心穏やかに過ごせた気がします。この時期は薬が少なかったり飲み忘れたりしてもなんとかやれていました。

 

2020年5月下旬

再びのWEB面接ラッシュ。
コロ助の終息が見え始めたことから企業が採用を再開したのでそれなりの数の面接をこなしました。そんな中インターンから早期選考ルートを進んでいた会社から唐突に最終面接のご連絡が。結果なんとかその会社に拾ってもらい、晴れて終活に一区切りつけることが出来ました。

5月末時点
持ち駒繰り越し     9
うち内定        1
  2次面接進出   1
  1次面接進出   3
        2次面接落ち     1
        1次結果待ち     2
        書類結果落ち   1

残り持ち駒            7

 


2020年6月
6月に入って恐ろしいことに最終面接が大挙して押し寄せてきました。一方で残弾の消費スピードも上がってきています。面接の時点でお祈りしてくれたのが2社増えました。そして持ち駒は一切増やしていません。まあ内々定もらってるので良いっちゃ良いんですが。さらにコロ助が明けてきてしまっているので対面での面接が増えてきます。WEB面接では強かったADHDもこうなってしまっては形無しです。恐らくですが残りは落ちるでしょう。


6月13日時点
持ち駒繰り越し 7
うち内定            1
2次面接進出         1
1次面接進出         1
最終面接落ち  1
1次面接落ち         2
終結果待ち       1

残り持ち駒        4

 

☆昨年度との比較
昨年度の終活と比較すると、動き出しがかなり早かったためなんとかなってくれたという感じがあります。単純に昨年は院進するつもりだったので動き出しが3月中旬とかいう死ぬほどなめ腐ったアレでした。結局昨年は最終面接に2つ進んだだけでESと1次面接時点で20社近くに切られるという有様だったのですが実は今年も傾向としてはほとんど変わっておらず、書類や1次面接落ちばかりでした。拾ってもらえたのは本当に運が良かったとしか言えません。やっぱり文系の就職は地獄です。また去年と同じ会社に出し、同じことを書いて書類通過し、同じことを面接でしゃべったにも拘わらず、去年はそこそこ行けて今年は1次落ちというケースが複数発生したのでマジで面接は運です。

 

☆どんな会社に出してたか
イメージング業界のメーカー、鉄道、小売、不動産が軸でした。イメージングはカメラ使ってる話から持っていきやすかったこと、鉄道と小売と不動産は自分の専攻と結びつけやすいからというのがその理由です。それ以外は適当に締め切りに間に合いそうなところを選んでました。

 

☆落とした各社に対する恨み言
サイレントはやめろ。頼むから折り返し電話を取ってくれ。懇談会という名前で面接をするな。15分ぽっちの面接でこっちの人生分かると思ってんのかクソボケ。大手のくせに日本語の崩壊した設問を作るな。締め切りから2ヵ月近く引っ張ってお祈りするな。自分からES出してくれとか電話かけてきときながらインターンも本選考も1次面接で落とすな。サイレントはやめろ。書類の受領くらいメールで自動返信しろ。サイレントはやめろ。SPIとかいう劣り散らした試験を使うのをやめろ。引き続きよろしくお願いいたしますとか言ってサイレントするのをやめろ。OB訪問と名を騙って同じ大学のOBでもない人間に会わせて選考をするのをやめろ。書類の合否のメールくらい寄越せ。忘れたころに不採用通知送ってきてサイレントじゃないふりするのをやめろ。謎に2回不採用通知メールを送ってくるな。


☆具体的にクソだった企業は?

3の会社(海):インターンで落としといて本選考書類締め切り直前に怪文書をメールで寄越したり自分から電話をかけてきてES提出を懇願したくせに1回目のリク面でサイレント。インターン組しか通したくないなら最初から電話なんてしてくるな。

2の会社(束):上に同じ、但し半日のセミナーに交通費全額出してくれたのでもう気にしてないフシはある。

6の会社(Q):席数限定のOB訪問で人間を囲い込む。そこに行けなければ絶望。あと息をするようなサイレント。と思いきや忘れたころにお祈り。

西日〇鉄道:第1回の締め切りで出した書類の結果通知を2か月引き延ばした畜生。国際部隊と国内部隊で応募分けてるくせに国内部隊にも英語を要求する謎ムーブもあった。

商〇三井:エントリーシートワードサラダ怪文書を書かされる。頭がおかしくなりそうだった。

ブラ〇ー工業:高々15分の面接1回で最終面接に進めるかどうか決める会社。気が短すぎる。

高〇屋:400字のガクチカ1本だけ書かせて志望動機も訊かずに落とす畜生。二度と使わん。

日本〇媒:終活の軸だけ訊いて志望動機も訊かずに落とす畜生。滅べ。

キオ〇シア:上に同じ

南〇電鉄:どうもストレート卒業以外を取りたがらないらしく周囲の留年経験者や既卒組が全員お祈りされていた。地所通過者すら落とされる無慈悲カンパニー。

三〇マテリアル:n日以内に連絡しますとか言っときながらn日経っても連絡を寄越さない純粋なクソ。結局3n日かかってお祈り。

近〇グループHD:ES出しても無反応の典型。うんともすんとも言わないし、不採用通知すら省略する有様。

日〇生命:上に同じ

J〇Eスチール:OB訪問といいつつ大学と全く関係のない人を寄越してきて選考をするカス。連絡途絶からお祈りまで3か月。

 

☆来年度以降の終活戦線についての展望
今年は情勢によりWEB面接が多数を占めましたが、先述の通り筆者はそれに救われたところがあります。多分対面だと切られてたでしょう。難易度的には記憶がクソ苦手だったり人前に出ると記憶が飛ぶ社会不適合オタクにとっては去年より易化,但し定員減でトントンといったところでしょうか。ともかく、来年度以降もWEBで選考する流れが残るのであれば、これまで終活弱者だったADHDオタクの立場がひっくり返る可能性があります。雰囲気だけのウェイが優位な選考はOB訪問等のコネが必要な一部の大企業のみになり、割とオタクも対等な条件で終活が出来るようになるかもしれません。いわば今年は、コロ助という外的要因によって起こされたとはいえ、対面という終活戦線の支配的システムが大きく動いた場合どうなるかの試金石的な年であったとも言えるでしょう。
一方で来年度、WEBから対面への再帰が起こった場合は、コロ助不景気で椅子が減るだけに非常に厳しい戦いを強いられることになります。まあどっちにせよ面接官との相性という不確定要素が大きすぎるので運ゲーであることに変わりはありませんし、最低限の対話能力がなければ切られるのは間違いありません。これからこの戦線へと出征していくオタク各位にはこれを踏まえて是非ともうまくやってほしいところです。

 

☆結論
終活は運ゲー、あと思ったより秋冬のインターンは大事。頭おかしくなるくらい行っておくのが吉。

 

というところで今回は終わりです。思い出したら追記します。次回の内容は未定です。