Eマウントのすゝめ

アイマス以外の記事を書きたかったETRです。

さて、今回はカメラの話です。長いことブログを読んでくださってる方はすでにご存じのことかとは思いますが、私はEマウンター、すなわちSONYのαシリーズを愛用するミラーレス一眼のオタクです。そしてアイマスをまぜまぜしたやつとか美也の企画とか紬のやつとかでうだうだやってたように、仲間を増やしたいオタクでもあります。そこでこの記事では今自分が使っているレンズやボディに対して茶々を入れつつマをすることにしました。ということでスタートです。

 

1.α6300

元々α6000を買うつもりをしていたのですが、FHD動画がそろそろ時代の波に置いていかれそうなのでどうしたもんかと思っていたところ、どうも4Kを撮れるカメラがあるというではありませんか。という単純な理由で当時APS-Cセンサーで4K30pが一番安く撮れるこの機種が選定されました。最大の特徴は超軽量ボディに詰め込まれた爆速AFシステムとコスパ最強の動画性能、そしてこのクラスでは破格のAF追従秒間11コマ連写。425点のAFで僅か0.05秒の間に被写体を捉えます。そんなわけでフレキシブルスポットを活用すれば大抵のものは何とかなります。ただこのAFには難点もあって、例えば暗いところではAFが大はしゃぎします(これは6300に限ったことではありませんが)。また瞳AFというポートレートに素晴らしい機能もあるにはあるのですが、メニューの奥に眠っているので使いづらいことこの上ありません。そしてやはり2年前の機種だけあってか最新のものと比べるとどうしても見劣りします。特にα6500のような手振れ補正は内臓されていませんので、レンズ側で補正のないときは非常に歩留まりが悪くなります(もっとも個人の技術によるところも大きいですが)。また最新のα7IIIとAF性能を比べると明らかに数段落ちます。バッファもバッテリー持ちもあまりよろしくはありません。ただそれに目をつぶれば良い機材であることに間違いはありません。普段使いする分にはこの辺の機能はあまり出番が無いわけですし、最悪補正がないなら三脚なり手すりなりを使っちまえば良いんです。

そんなα6300ですが、この記事を書いている段階で16-50mmのレンズキットがなんと8万円を割ってます。コスパがおかしなことになってます。自分が買ったときは10万したのに。正直今が買い目です。まあSONYのことなんでそのうち新機種が出てきてもっと値崩れする可能性も否定できませんが。

 

2.E PZ 16-50mm

ということでキットレンズです。ぶっちゃけた話あまりよろしいもんではないのでおとなしく18-135mmのキットの方を買いましょう。パワーズーム(すなわちコンデジやビデオカメラのような電動ズーム)がついている数少ない安価なレンズではありますが、肝心のレバーが取れやすいという致命的な問題を抱えています。またお世辞にも写りが良いとは言えません。しかしこのレンズ、なんと116gという超軽量な代物なのです。すなわちある程度の写りで妥協する、あるいはそこまでガチガチにやらないという人にとっては最強のつけっぱなしレンズになるわけです。これとボディを足した重さが一般的な一眼レフのボディのみの重さといえばお分かりいただけるかと思います。実際本当に軽いです。まあ自分はそろそろ売却するつもりでいますが。

 

3.E 55-210mm 

大抵のEマウンターの望遠レンズ初期装備です。言うなれば「どうのつるぎ」です。348gという軽さが魅力のレンズですが、当然上位のものと比べると見劣りします。AFの追従性にしても写り自体にしても、そもそも16-50mm共々設計が古いので宜しくないのも致し方ない面はあります。しかしなにしろ軽いので機動力は抜群です。55mmスタートなので標準レンズとのギャップもありません。まあSONYの望遠は18-200ファミリーを除けばフルサイズのクソ高いレンズしかないのでしばらくは初期装備で戦わざるを得ないんですけどね。でも上位のものと比べたら見劣りするだけであって、写りが致命的に悪いわけではありませんし、むしろシャッターチャンスを逃さない機動力はこの軽さあってのものなのでなんだかんだで抱えておいても良いレンズかもしれません。

 

4.SIGMA19mm(30mm,60mm) F2.8 DN

じゃあEマウントの安いレンズは全部写りがよろしくないのかというとそんなことは一切ありません。その代表格がこのSIGMA単焦点3兄弟。ユニットコストはそれぞれ1万5000円程度と非常に廉価、しかし写りはガチです。正直持っておくと安心感が違います。唯一の弱点は動画で使い物にならないこと。手振れ補正がないのもそうですが、どうもAF-Cとの相性が悪く、暗くなくてもしょっちゅうAFが大はしゃぎします。写真ならAF-AやDMFで運用すればそこまで問題にはなりません。筆者自身が所有しているのは19mmのみですが、30mmも60mmも試してみた限り非常に良いものです。初期どころかレンズがある程度揃ってきた後も十分に戦える性能を持っています。

 

5.FE 16-35mm F4 ZA OSS 

ZEISS銘の入った広角ズームです。現在のつけっぱなしレンズでもあります。非常にクリアな描写がウリです。フルサイズ対応だけあって当然の権利のようにクソ高いです。しかし16-50mmよりもAFの追従は(体感ですが)良好で、写りはやはりこちらの圧勝です。そして28㎝まで寄れる(?)ので使い勝手も悪くありません。難点は重くて高いところ。それ以外は全部長所と言い切ってしまっても構わないでしょう。

 

6.FE 70-300mm F4.5-5.6 G OSS

フルサイズ対応の望遠です。これも重くて高い。AFの追従や写りは55-210mmより格段に良く、またAF距離の設定や手振れ補正のON/OFF、AFかMFかをレンズ横のスイッチで切り替える事が出来ます。解像感やボケはさすがGレンズといったところです。正直これ1本で70mmより向こうは十分かなぁと(望遠単焦点はまだ持っていないのです)。難点としては先述したことに加え、70-200mm F4とは異なりインナーズームではないうえ大口径なので注意しててもそこそこの量のゴミが混入するところでしょうか。まぁ写りに支障をきたさない限りは大した事ありませんしゴミの混入は必然なので、重くて高い以外には欠点らしい欠点が無い非常に良いレンズと言えます。

 

7.FE 50mm F1.8

各所で産廃扱いされているフルサイズ対応の単焦点です。AFの音がデカい、作りが安っぽいと酷評されていますが、写りは言うほど悪くありません。但し寄れないのは非常にキツイ。あとは動画に使いづらいくらいでしょうか。まあ正直なところAPS-Cカメラで50mm単焦点を買うなら、フルサイズに移行するしない関係なくE 50mm F1.8 OSSの方を買った方が良いとは思います。

 

8.NEW MD 70-210mm F4

MINOLTAを称えよ。MINOLTAでαという名称が生まれるはるか前、MFフィルム時代に使われていたSRマウントのレンズです。AFや自動絞りなんて高尚なものはありません。オールマニュアルです。しかし、カメラ側の補正を味方にすれば現代でも十分戦えるレンズでもあります。フレアやらゴーストやらはしゃあないにしても、F4通しなので明るく色々な場面で活躍するチャンスがあります。中古市場では高くとも6000円前後で取引されており、アダプターと合わせても1万円を切るという安さも魅力のひとつです。難点としては全部マニュアルなうえ重いこと。これはオールドレンズを使う時の宿命みたいなものなので実質ノーデメリットみたいなもんでしょう(?) 繰り返しますがカメラ側の補正を使えば十分使えます。皆さんもMINOLTAの偉大なるレンズを楽しみましょう。

 

今回はこの辺で。次回は何になるのか全く見当がつきません。